海外の植物シーンでは、インテリアトレンドから希少な南極の植物まで、次々と興味深いニュースが飛び込んできています。今回は育て方のヒントから業界動向、植物科学まで、個人的に「これは読んでほしい!」と感じた記事をピックアップしてご紹介します。
🌿 トレンド情報

【ロンドンの注目デザインスポットが「まるで誰かの家」みたいになってきた件】
ロンドンで最近オープンしたデザイン系スポット3軒が、いわゆる「ショールーム的な完璧さ」ではなく、誰かが実際に暮らしているような親密な空間づくりにシフトしているというレポート記事です。
これ、日本でも感じるトレンドなんですよね。「整いすぎた空間」より「生活の気配がある空間」への揺り戻しというか。植物の飾り方も、ぴしっとした鉢植えより、少しくたびれた素焼き鉢や葉が伸び放題の自然体スタイルの方がいまっぽく見える。海外の感度高めなインテリアショップがそこに向かっているなら、日本のトレンドも追いかけてくるはずで、個人的にすごく注目しています。
参照元:Livingetc
【夏の部屋を不快にする3つの素材――ソファ・チェア・寝具に選んではいけないファブリックとは】
夏の暑さのなかで家をできるだけ快適に保つために避けるべきファブリック素材を解説した実用記事。軽くて通気性の高い素材選びが鍵というコンテンツです。
植物と直接関係ないように見えて、これ植物インテリアを考えるうえでも大事な視点なんですよね。夏に大型観葉植物を部屋に置くと、葉から蒸散した水分で体感湿度が上がります。素材選びを間違えると蒸れた空間になりやすい。植物のある暮らしを快適にするためにも、ファブリック選びは意外と切り離せないテーマだなと改めて感じました。
参照元:Livingetc
📖 育て方・ケアTips

【7月のランの管理術――次の開花を左右する夏のケアと、猛暑でやりがちなNG行動】
7月の管理次第でランの次の開花スパイク(花茎)が出るかどうかが決まる、という切り口で夏の正しいケア習慣と避けるべきミスをまとめた記事です。
ランを育てている方には「あるある」な悩みですよね。日本の夏はとにかく蒸し暑いので、海外の育て方情報をそのまま当てはめると失敗しがちなんですよね。特に気になるのが「熱波でやりがちなミス」という部分。冷房を効かせすぎて急激な温度変化を与えることや、直射日光を避けようとして暗い場所に移しすぎることが花芽形成を邪魔するケースがあるようで、日本の高温多湿環境にも十分当てはまる話だと思います。
【日陰の夏コンテナを彩るトロピカルな必需品――ドラゴンウィングベゴニアの魅力】
数十年のガーデニング経験を持つ筆者が、日陰の鉢植えやハンギングバスケットに毎年必ず入れるというドラゴンウィングベゴニアを推薦する記事です。
ドラゴンウィングベゴニア、日本でもじわじわ認知度が上がっているんですよね。通常のベゴニアより葉が大きくてツヤがあり、暑さにも強いので夏のベランダ管理にすごく向いている品種です。国内ではまだホームセンターより専門店や通販で見かけることが多い印象ですが、育てやすさとビジュアルのよさを考えると、もっと広まってほしいなと個人的に思っています。日陰でも育つのもポイント高いですよね。
🏭 業界ニュース・マーケット動向

【Envuが殺菌剤「Aliette」を「Teclera」にリブランド――中身は変わらず、名前だけ一新】
植物病害防除の大手メーカーEnvuが、長年使われてきた殺菌剤「Aliette」を「Teclera」という新名称で展開することを発表。成分・効果はそのままで、ブランド刷新が目的の模様です。
日本の植物ファン的には「Aliette(アリエッティ)」の名前で知っている方もいると思いますが、業務用・家庭用問わず根腐れや疫病系の予防に使われてきた実績ある殺菌剤なんですよね。名前が変わっても処方は同じとのことで、実害はないはずです。ただ、輸入品や海外通販で探すときに混乱しないよう、新名称「Teclera」として覚えておくといいかもしれません。
【Cultivate’26で新製品情報をどう入手するか――グロワー向けの最新イノベーション活用ガイド】
北米最大級の園芸業界展示会「Cultivate’26」に向けて、出展される新製品・新技術情報をいち早くキャッチアップするための方法を案内した記事です。
Cultivateは毎年オハイオ州コロンバスで開催される北米最大の商業園芸見本市で、ここで発表される新品種や資材が数年後に日本市場に入ってくることも多いんですよね。個人の植物ファンには直接関係ないように感じるかもしれないですが、ここで話題になる新品種や栽培技術のトレンドを追っておくと、「なぜ最近このジャンルの植物が増えてきたのか」が見えてきて面白いんですよね。業界の川上を覗く感覚でチェックしています。
🌱 注目の新品種・植物科学

【南極で初めて正式評価された植物がすでに絶滅危惧種に――小さなコケが発する大きな警告】
南極大陸に生育する小型のコケ類が、正式な保全評価を受けた南極初の植物として記録されたと同時に、すでに絶滅危惧種に分類されたことを報告する記事です。
気候変動・人間活動・外来種の三重苦にさらされているという話で、読んでいてちょっと胸が痛くなりました。南極という「最も人の手が届かない場所」ですら植物が危機に瀕しているという事実は重いですよね。コケやシダなどのブリオファイト(苔類)は日本でも人気が高まっていますが、自生地の環境保全という視点も大切にしていきたいなと改めて感じます。
参照元:Botany One
【植物学の世界で自分の居場所を見つける――ブリオファイト研究者アダイゼス・マシエル=シルバ博士インタビュー】
ブラジル出身の植物学者アダイゼス・マシエル=シルバ博士へのインタビュー記事。見過ごされがちな苔類・蘚類(ブリオファイト)の研究に情熱を注ぐ彼女のキャリアと視点を掘り下げた内容です。
「見過ごされがちな植物」という表現がすごく刺さりました。日本でもコケは近年ブームになっていますが、趣味の世界では注目されていても学術的にはまだマイナーな研究分野なんですよね。こういう研究者が丁寧に光を当ててくれることで、将来的に育て方の知見や新種情報が増えてくることへの期待もあります。植物学者のバックストーリーを知ると、植物への見方が少し豊かになる気がしていて、こういうインタビュー記事が好きなんですよね。
参照元:Botany One
南極のコケから夏のランの管理術まで、植物の世界はどこを切り取っても奥が深いですよね。特にブリオファイト(苔類・蘚類)の話題と、インテリアの「生活感ある空間」へのシフトは、今後も引き続き注目していきたいテーマです。次回もまた気になる記事を見つけ次第、ご紹介しますね。
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