訪問日:2023.5.21
所在地:神奈川県川崎市馬絹
川崎・馬絹にある植物の楽園「タナベフラワー」の魅力
神奈川県川崎市宮前区の馬絹という住宅街の一角に、植物愛好家の間で密かな人気を集めるスポットがあります。それが「タナベフラワー」です。最寄りは東急田園都市線の宮崎台駅で、徒歩でも少し時間がかかりますがアクセス可能な立地。車の場合も近隣に駐車スペースが用意されており、都市部からでも訪れやすい点が嬉しい特徴です。

タナベフラワーが特に注目を浴びる理由は、単なる園芸店ではなく、自ら植物を生産しながら販売も行う「生産者直営型」のスタイルを取っていることにあります。そのため、植物の状態がよく、株の力強さや葉の張りなど、一般的な園芸店で出会う株とは一味違う雰囲気を感じることができます。
店先に並ぶ植物たちは単に「売るための商品」というよりも、丹念に育てられた作品のよう。品種ごとに整理され、園芸ラベルも丁寧に付けられているので、初めて多肉植物に触れる人でも安心して選ぶことができます。さらに、SNSや口コミでは「管理が行き届いていて状態がとてもよい」「見応えがあるハウスが多い」といった声が多数寄せられており、地域の愛好家はもちろん、遠方から訪れる人もいるほどの人気です。

「どんな植物を扱っているのか」「初心者でも楽しめるのか」などを知っておくと、訪れた際により楽しめます。ここからは、タナベフラワーの特徴を深掘りして紹介していきます。
多肉植物に特化した専門性と奥深さ
タナベフラワーの最大の特徴は、多肉植物専門店としての強みです。多肉植物とひとくちに言っても、そのバリエーションは驚くほど幅広く、葉の形や色、育ち方まで千差万別。タナベフラワーでは、そんな多肉の世界を余すところなく堪能できます。
扱っているのはエケベリアやセダムといった定番種から、ユーフォルビアやアガベ、さらには塊根植物やサボテンといった上級者向けまで多岐にわたります。常時600種類以上の多肉植物を扱っているとされ、そのスケール感は首都圏でも屈指。園芸店でこれだけの多肉植物を一度に見られる場所はそう多くはありません。

多肉植物を専門にすることの強みは、品種ごとの管理が徹底されている点にも表れています。多肉植物は種類によって必要な日照量や水やりの加減が異なり、管理が難しい面があります。しかしタナベフラワーでは、自社のハウスでしっかりと管理されているため、葉の色艶や株の締まり具合がよく、「ここで買うと安心」という声が多いのです。
さらに、初心者向けの普及種から、コレクターが探し求めるレア株まで揃っているので、誰が訪れても「欲しい一鉢」が見つかる可能性が高いのも大きな魅力。SNSの発信や口コミを通じて「宝探しのように楽しい」「気づけば時間を忘れて選んでしまう」と評されるのも納得です。

圧巻のスケール!複数のハウスが並ぶ光景
タナベフラワーを訪れるとまず驚かされるのが、複数のハウスが並ぶ壮大なスケールです。全部で6棟ものハウスを所有し、そのうち3棟は販売用、残り3棟は育成・生産用として稼働しています。一般的な園芸店では店先の限られたスペースに植物が並ぶことが多いですが、ここでは温室が立ち並び、それぞれに異なる役割を持って管理されているのです。

販売用のハウスには整然と並べられた多肉植物が広がり、種類ごとに分けられているので見やすさも抜群。葉の色合いや株の形を比べながら、自分好みの一鉢を探す楽しさがあります。さらに奥には育成用のハウスがあり、そこではまだ販売前の株が大切に育てられています。これを見学できることもあり、育成過程を垣間見られるのは生産者直営ならではの特典といえます。
また、ここで扱うのは日本でよく見られる品種にとどまらず、現地球と呼ばれる原産地育ちの植物や、独特のフォルムを持つ塊根植物など、植物ファン垂涎のラインナップも揃っています。パキポディウムやアデニウムなど、育成に工夫が必要な株もあるため、ベテランにとっても発見の多い場所です。


複数のハウスがあるからこそ実現できる「圧倒的な種類の豊富さ」と「育成と販売のバランス」。この二つを兼ね備えているのは、タナベフラワーならではの大きな強みといえるでしょう。
リーズナブルに楽しめる価格設定の魅力
多肉植物の世界は奥が深く、特にレア株や大型株になると高額になることもしばしば。そんな中でタナベフラワーは、手頃な価格設定も人気の理由となっています。
まず、普及種や小ぶりの株は非常に購入しやすい価格帯が多く、初心者が「まずは一鉢育ててみよう」と気軽に挑戦できる環境が整っています。これは、自社生産によって中間コストを抑えられる点が大きく影響していると考えられます。そのため、園芸チェーン店や雑貨店で見かける株よりも状態がよく、かつ値段も抑えられていることが多いのです。
一方で、現地球や塊根植物といった珍しい株も取り揃えており、こちらも他店と比べて「リーズナブルに感じられる」という声が少なくありません。もちろん希少性に応じた価格はついていますが、それでも「この状態でこの値段なら納得」と思える水準で、コレクターにとっては嬉しいポイントです。


さらに、値札やラベルがしっかり付いているので、安心して選べるのも魅力。中には数百円台から購入できる株もあり、複数買いして寄せ植えを楽しむ人もいます。逆にレア株を狙う人は「お宝探し感覚」でハウスを巡り歩くことになります。
このように、初心者から上級者まで満足できる価格の幅が用意されているのも、タナベフラワーが支持される理由のひとつです。
まとめ
タナベフラワーは、川崎市馬絹にある多肉植物の聖地ともいえる存在です。
生産者直営で管理状態が良く、600種類を超える多肉植物を常時扱う専門性。そして6棟ものハウスによる圧倒的なスケール感と、普及種からレア株まで揃う品揃え。加えて、価格帯が幅広く、初心者からコレクターまで楽しめるバランスの良さ。
「植物を買う」以上の体験が得られる場所として、多肉植物ファンの心をつかみ続けています。川崎近郊で本格的に多肉を楽しみたい人はもちろん、遠方から訪れる価値も十分にあるでしょう。
動画で見たいという方はぜひ、Youtubeをご確認ください!

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